多くの方のブログでも取り上げられ
いつかは自分の目で見なければいけない と思っていた愛護センター。
昨日
meronsmamaさん ミルクママさん にご一緒させていただき
千葉県動物愛護センターに行って来ました。
収容棟
手前から1日目、2日目と部屋が並んでいます。
最初の部屋
大型犬ばかりです。
大きくて 手に負えなくなったのでしょうか。
どんな犬でもそうですが
特に大型犬と暮らすと言う事は 老後の介護も含めやはり覚悟がいります。
そこまで考えてからでないと家族に迎えられないですよね・・・
2日目、3日目と続く部屋
首輪をした子が多くいます。
何故 この子達はここにいるのでしょう・・・
どの子も きっと飼い主さんが迎えに来てくれると
信じて待っているのでしょう。
真ん中の子が くぅと重なり胸が締め付けられられます。
帰りたいよね。こんなとこ 出たいよね・・・
最終の部屋
手前の子 なんて優しい目をしているんでしょう・・・
出してあげたいよ でもできない
ごめん ごめんね・・・
罪のない命が消えてゆく理不尽な現実と 無力な自分
どうにもならない気持ちの狭間で心が苦しい
床にうずくまって動かない子
お尻の辺り 腫瘍でしょうか・・・
こんなになってしまったから もういらないのですか?
こんなになるまで どうして放っておいたのですか?
病気で苦しむ子をここに置き去りにした
この子の飼い主の気持ちが 全く理解できません。
白い子
ずっとガラスから離れませんでした。
この子達は 翌日処分予定とうかがいました。
そう 今はもうこの世にいません・・・
処分器も見せていただきました。
こちらは撮影できませんでしたが
最終の部屋から仕切り板のようなもので押されるようにして
処分器へと続く狭い廊下に移動、そして処分器に入ります。
見学途中のある部屋の床に
ブルーシートをかけられた土佐犬の遺体がありました。
飼い主の持ち込みですが
収容部屋に入れると他の犬を襲ってしまう可能性があるため
即刻 薬殺処分となるのだそうです。
ブルーシートの隙間から 背中でしょうか 一部身体が見えていました。
生きている時 楽しい事はあったのでしょうか
次に犬に生まれたら 優しい飼い主さんの元で犬生をまっとうできますように。
それとも もう犬に生まれるのは嫌かな・・・
これだけ見ると 愛護センターは処分するためだけの施設のように
思えてしまいますし、実際そんなイメージが先行しがちですが
職員さん達は 少ない人数でバタバタと仕事をこなしながら
なんとかして ひとつでも多くの命を救おうと 奮闘しておられました。
状態の良い子は隔離してありました。
新しい犬生のチャンスを得た子達。
今度こそ 幸せを掴むんだよ
こちらは 検疫中の子
右端のラブラドールは
里親さんが決まっているそうです。
良かったね。。。
他にも検疫中の子がいました。
みんな頑張って 乗り切るんだよ。
必ず笑顔で ここを出てね。。。
こちらのセンターでは 動物愛護教室の出張開催もされています。
犬について知ってもらうため、また適正飼育についてもお話され
人と犬が幸せに暮らしていくための講義などをされています。
こう言った地道な活動が殺処分数を減らす事に繋がっていく と頑張っておられます。
そういったイベント時に活躍するモデル犬に会えました。
11歳だそうですが 穏やかで賢そうな子でした。
まさに 人間のパートナー と言った感じ。。。
そろそろモデル犬を引退して 家庭犬となるべく
里親様募集になるかもとの事でした。
自分がもっと年を取ったら
こんな穏やかな老犬と一緒に暮らしたいと思いました。。。
また この日はたまたま譲渡会の日でもありました。
選ばれし者達 頑張ってアピールするのだゾ!
数匹の子が里親さんが決まったようですが
どの子もすべて男の子。
気に入った子がいても 女の子だと戻されていました。
外飼いの番犬目的の方が多いようです。
少し 複雑な気持ちでした・・・
この日 meronsmamaさんも譲渡会で残った子の中から
2匹の仔犬ちゃんを引き出されました。
meronsmamaさんの個人保護です。
近々 里親様募集となると思います。
応援よろしくお願いします☆
センター見学は やはり重く辛いものでした。
人間の意識が変わっていかなければ この現状は変わりません。
愛情を持った終生飼育。
家族として迎えた子を
最後まで責任を持ってお世話をする。それだけの事なのに・・・
硬く冷たいコンクリートの上で 不安な夜をいくつか過ごし
大好きな飼い主さんにもう一度会いたい そう願いながら死んでいく子達
そんな子が少しでも減るように
今は 自分にできる事をコツコツと。。。
いつか 殺処分ゼロの日が来ますように・・・